ナンバーズの抽せんには、電動風車型抽せん機という機械が使用されています。
この電動風車型抽せん機は、その名のとおり電動で回る風車型の機械で、風車部分に書かれた数字が回転し、そこに矢を放つことで数字を決める仕組みになっています。
また、抽せんで使用する時に風車の部分がクルクルと回転するため、その見た目から風車盤とも呼ばれています。
ここではナンバーズの風車盤について紹介します。
ナンバーズ3の数字配列
以下はナンバーズ3で使用される風車盤での数字配列です。
上図から「0」を基準にして反時計回りに書き出すと各桁の数字配列は以下のようになります。
百位:0 9 8 7 6 5 4 3 2 1
十位:0 3 6 9 2 5 8 1 4 7
一位:0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
百位と一位:隣接する数字が±1間隔
十位:前後の数字が±3間隔
反時計回りで書き出した理由は、風車盤が時計回りに回転するためで、抽せん時は、上記配列の右方向に数字が流れ、そこに矢が放たれます。ここではわかりやすいように「0」を起点とした並びにしてありますが、実際の抽せんで「0」に揃えることはありません。
尚、並び自体は2種類ですが百と一とでは、左右逆の並びになっています。
ナンバーズ4の数字配列
以下はナンバーズ4で使用される風車盤での数字配列ですが、下3桁の数字並びは、ナンバーズ3と同じです。
ナンバーズ4についても、ナンバーズ3と同様に「0」を基準とした反時計回りで書き出すと以下のようになります。
千位:0 7 4 1 8 5 2 9 6 3
百位:0 9 8 7 6 5 4 3 2 1
十位:0 3 6 9 2 5 8 1 4 7
一位:0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
百位と一位:隣接する数字が±1間隔
千位と十位:前後の数字が±3間隔
※百~一位の並びはナンバーズ3と同じ。
確率を考えると同じ位置関係(上記配列を縦に見た場合)が続くことは極めて少ないため、例えば前回の抽せん番号が「3179」だった場合、次回のストレート候補から「6248」や「9317」等を外すことが賢明といえます。
ただ、高速で回転する抽せん機に矢が放たれるため、タイミング次第では同じ位置関係になる可能性もゼロではありません。
回転方向:右回転 / 回転速度:毎分180回転(3回転/秒) / 矢の到達時間:約0.2秒
風車盤は、各桁に1台用意されているため、上記7台の風車盤が抽せんで使用されるのですが、時々抽せんが行われる大阪の宝くじドリーム館では、ナンバーズ4の下3桁用をナンバーズ3にも使うため、実質4台となります。
抽せん会での流れ
ナンバーズは平日の月曜から金曜まで抽せん会が行われているわけですが、抽せんの前には、機械の動作確認を兼ねたリハーサルが行われています。
・担当者による抽せん関連のアナウンス(売り上げや抽せん方法等)
・風車盤前の発射台に矢をセット(向かって左の桁から一つずつ)
・風車盤の回転開始(開始場所はバラバラ)
・任意の時間で回転した後に矢を発射
・風車盤の停止
・矢の刺さった場所の数字で番号を決定
大阪では、ナンバーズ3と4で同じ風車盤を使用するため、ナンバーズ4の抽せんは、ナンバーズ3の抽せんで刺さった矢を抜いてから再び発射台にセットする形になります。
2017年の4月の抽せんから全桁同時に矢を放つ(変更前は一桁ずつ)ようになりました。
また、2020年の4月から「着せかえクーちゃん」の発売が開始されました。このくじの抽せんにはナンバーズ4の風車盤を使うため、ナンバーズ4の抽せん機は1回多く使われるようになりました。
抽せん会の様子は公式サイトの動画で確認できます。
数字選択式宝くじ抽せん会 ライブ中継
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