ここでは風車盤上で矢が当たる場所のズレと、このズレよって変化する数字について説明します。尚、ナンバーズ4を対象とした内容になっていますが、ナンバーズ3にも応用できる考え方です。
風車盤の並びとズレ
ナンバーズ4の風車盤では、千と十の数字が±3間隔、百と一の数字が±1間隔に並んでいます。
百位:5 4 3 2 1 0 9 8 7 6
十位:5 8 1 4 7 0 3 6 9 2
一位:5 6 7 8 9 0 1 2 3 4
また、いずれかの抽せん数字でズレが発生した場合、ストレートでは2種、ボックスでは4種の異なる数字に変化します。
尚、ここで扱うズレの発生は、抽せん時の誤差を前提とした仮定の話であり、実際の抽せんでは矢の刺さった数字が当せん数字となります。
ストレート番号の千位
元数字 | 変化する数字 |
---|---|
0 | 3・7 |
1 | 4・8 |
2 | 5・9 |
3 | 0・6 |
4 | 1・7 |
元数字 | 変化する数字 | |||
---|---|---|---|---|
5 | 2・8 | |||
6 | 3・9 | |||
7 | 0・4 | |||
8 | 1・5 | |||
9 | 2・6 |
ボックス番号の数字
元数字 | 変化する数字 |
---|---|
0 | 1・3・7・9 |
1 | 0・2・4・8 |
2 | 1・3・5・9 |
3 | 0・2・4・6 |
4 | 1・3・5・7 |
元数字 | 変化する数字 |
---|---|
5 | 2・4・6・8 |
6 | 3・5・7・9 |
7 | 0・4・6・8 |
8 | 1・5・7・9 |
9 | 0・2・6・8 |
千位「0」⇒ ズレ ⇒ 3または7
百位「0」⇒ ズレ ⇒ 1または9
十位「0」⇒ ズレ ⇒ 7または3
一位「0」⇒ ズレ ⇒ 9または1
ストレート番号では数字の場所が固定されるため、ズレによる変化は、その桁における変化となります。例えば、ストレート番号「0123」の「0」がズレを起こすと、「0」が「3・7」に変化し、「3123」、「7123」になります。
ボックス番号では、数字の場所が固定されないため、ズレによる変化は全ての桁における変化が対象になります。例えば、ボックス番号「0123」の「0」がズレを起こすと、「0」が「1・3・7・9」に変化し、「1123」、「1233」、「1237」、「1239」になります。
ナンバーズ4の抽せんでは、ダブル番号よりシングル番号の方がやや多く出ますが、シングル番号の構成数字で上記のようなズレが発生した場合、ダブル番号に変化する可能性が出てきます。
ダブル数字とシングル2数字の関係
以下の表は、ダブル数字のいずれかでズレが発生した際の2数字をまとめたもので、一番左が元のダブル数字、その横に並ぶ4種がズレ発生後のシングル2数字となっています。
W数字 | 変化後の2数字 |
---|---|
00 | 01・09・03・07 |
11 | 01・12・14・18 |
22 | 12・23・25・29 |
33 | 23・34・03・36 |
44 | 34・45・14・47 |
W数字 | 変化後の2数字 |
---|---|
55 | 56・45・25・58 |
66 | 56・67・36・69 |
77 | 67・78・07・47 |
88 | 78・89・18・58 |
99 | 09・89・29・69 |
この関係を逆に見ると、これらのシングル2数字を含むシングル番号でズレが発生した際、ダブル番号に変化する可能性が出てきます。
このことを利用すると、シングルとダブルの番号を同時に予想することができます。
予想した番号0123を2数字に分解
01 02 03 12 13 23
先ほどの表の右側にある2数字を元のダブル数字に置き換える
01 ⇒ 00または11
0123 ⇒ 0023 1123
03 ⇒ 00または33
0123 ⇒ 0012 1233
12 ⇒ 11または22
0123 ⇒ 0113 0223
23 ⇒ 22または33
0123 ⇒ 0122 0133
予想番号
シングル「0123」、ダブル「0023 1123 0012 1233 0113 0223 0122 0133」
もちろん、予想したシングル番号の数が多い時は、あらかじめ絞り込んでおかないと、ダブル数字への置き換え作業やその後の絞込みが大変なことになりますが、シングルかダブルかを決めかねる時や両方の候補をおさえておきたい時には重宝するかもしれません。
関連ページ


