ナンバーズの抽せん番号には「0」から始まるものもありますが、そのまま表示するには書式を文字列に変更する必要があります。
書式設定の変更
エクセルの場合はリボンのホームタブにある「標準」をクリックするか、セルを選択した状態の右クリックで「表示形式」をクリックし、文字列を選択します。
OpenOffice.orgとLibreOfficeの場合は、ツールバーの書式にある「セル」か、セルを選択した状態の右クリックで「セルの書式設定」をクリックし、「テキスト」を選択します。
番号を入力してあるセルの書式を変更する時は、同じ番号を再度入力してエンターキーを押すと文字列の表示に変わります。
TEXT関数で文字列に変換
TEXT関数を使うと数値として入力した番号を文字列で表示できます。
TEXT関数は以下の形式で入力します。
TEXT(書式を設定する値, “適用する表示形式コード”)
以下の表では数値で入力した番号の右のセルにTEXT関数を使った数式を入力しています。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 回号 | 抽せん番号 | 文字列 |
2 | 5817 | 63 | 063 |
ここではB2にある数値を3桁の文字列に変換するので、「書式を設定する値」にはB2、「適用する表示形式コード」には「000」を入力します。
C2「=TEXT(B2,”000″)」

数値と文字列.xlsx
Microsoft Excel Workbook
また、先ほどの表では2行目だけですが、A列とB列に回号と番号を追加し、C2を3行目以降にコピーすると、追加した番号の右側にも文字列の番号が表示されます。
REPT関数とLEN関数で「0」をつける
REPT関数とLEN関数の併用で「0」から始まる番号を表示できます。
REPT関数とLEN関数は以下の形式で入力します。
REPT(文字列, 繰り返し回数)
LEN(文字列)
LEN(文字列)
先ほどの表と同じように番号の右にあるセルに数式を入力します。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 回号 | 抽せん番号 | 文字列 |
2 | 5817 | 63 | 063 |
C2には以下の数式を入力しています。
=REPT(“0”,3-LEN(B2))&B2
この数式ではLEN関数でB2の文字数を調べ、3から文字数を引いた数分の「0」をB2の値に追加しています。
ナンバーズ4の場合は、数式内の「3」を「4」に変更します。

数値と文字列.xlsx
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